高ボッチ高原で開山祭 今季の観光の安全願う

塩尻市の高ボッチ高原で29日、開山祭が開かれた。市観光協会や市、自然保護ボランティア、関係事業者などから約20人が出席し、今季の高ボッチ観光の安全を祈願した。
塩原悟文市観光協会長はあいさつで「年々、多くの皆さまが高ボッチの良さを知り、来ていただく動きとなっている」とし、今季の入り込みに期待した。古畑比出夫市観光課長は「高ボッチの大自然を守りながら、その魅力を市内外に発信していきたい」と述べた。開山祭の後、松本市の松本アルプホルンクラブのメンバー8人が5曲を演奏し、高原上に牧歌的な音色を響かせた。
市が高原管理棟横に設けているキャンプ場は同日、今季の営業を始めた。大型連休中の予約はほぼ埋まっているという。ソロキャンプで3泊するという茨城県日立市の男性会社員(50)は「景色を見たり料理をしたりして過ごしたい」と笑顔で話していた。
アクセス道路のうち市道高ボッチ線・東山ルートは豪雨災害で通行止めが続いており、来訪者は松本側から入る崖の湯ルートを使う。