光輝く遺跡「幻想的」 塩尻の平出公園でライトアップ

塩尻市宗賀の平出遺跡公園で27日、灯籠や復元住居のライトアップを楽しむ2夜連続の催し「遺跡を彩る光の旅」が始まった。初日は大勢の人が訪れ、幻想的な雰囲気に包まれた夜の公園を散策した。
縄文時代の復元住居の内外をライトで照らし、古墳時代の住居には雪や花火の映像を投影した。遊歩道沿いには地元の児童・園児らが絵を描いた灯籠約200基が並んだ。諏訪郡下諏訪町から家族4人で訪れた会社員・高木範明さん(42)は「初めて訪れたが、これほど広い範囲に灯籠があると思わずびっくり」と喜んでいた。
地元の企業・団体が出店し、温かいそばや焼き芋、ホットワインを販売した。平出遺跡の土偶をかたどった人形焼きのお披露目もあった。
市観光課と市立平出博物館、市観光協会が主催した。28日は午後6~8時。入場無料。荒天中止。