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新センターハウスが完成 おんたけロープウェイ 山麓駅横 今季の営業開始

完成した新センターハウス

 御嶽山5~7合目に架かるおんたけロープウェイ(木曽町三岳)の山麓駅横で建設が進められていた新センターハウスが今春、完成した。老朽化が進んだ旧センターハウスに代わる新たな玄関口となる施設だ。ロープウエーの今季の営業が25日に始まり、早速多くの観光客が訪れた。

 新センターハウスは木造平屋約300平方㍍。休憩スペースやトイレ、売店、事務所が入る。建設に関わる総事業費は約1億5000万円。
 同日、新センターハウス内で安全祈願祭が開かれ、関係者約20人が出席した。おんたけロープウェイの指定管理を担う木曽カントリーの井口恒雄社長は新施設の活用を通じて「木曽の観光に少しでも寄与したい」と述べた。施設を所有する同町の原久仁男町長は「コンパクトだが機能性は十分。ぜひたくさんの方に利用してほしい」と述べた。
 同日に名古屋市から夫婦で訪れた自営業・林孝行さん(58)は「初めて来たがきれいな施設だ」と話していた。
 今季は11月9日まで営業する。木曽カントリーは、天候が振るわなかった昨年と比べ2割増の約3万人の来場を目指すとしている。町は旧センターハウスを来年秋ころまでに取り壊す方針だ。