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スカイランドきよみず 住民に方向性アンケート

 山形村の清水高原にある入浴宿泊施設「スカイランドきよみず」の将来的な方向性を考えているあり方検討委員会(土田淳一委員長)は5月9日まで、施設の今後について聞く住民アンケートを実施している。施設の老朽化や利用客の減少で厳しい経営状況が続いていることに加え、来年度以降の運営体制も定まっておらず、早急な方向付けが求められている。委員会はアンケート結果を検討材料に生かし、今夏にも検討結果を村へ報告する。

 ロゴフォーム(電子申請サービス)を活用したアンケートで、村ホームページ(HP)、村公式ラインを通じて11日から実施している。質問は全7項目(自由記述含む)。これまでの施設の利用有無、今後の利用意向、今後の方向性に対する考え方などを聞く内容だ。
 今後の利用意向は▽宿泊で利用したい▽宴会で利用したい▽入浴で利用したい▽利用する予定はない―の4択から複数回答できる。方向性の質問は▽村民の保養施設であるため継続していく▽売却・譲渡し村から手放す▽施設を取り壊す▽分からない▽その他―の5択を用意してある。
 スカイランドきよみずは平成7(1995)年のオープンから30年がたち、老朽化で多額の改修費がかかっている点も課題となっている。現在の指定管理者に入っている民間事業者が本年度いっぱいは運営を担うが、冬季利用低迷で12月~3月は休館する予定だ。
 検討委員会は有識者や村民の代表など13人が委員を務め2月に設置された。これまでに2回を開き5月の大型連休明けに3回目の会合を開いてアンケート結果を分析、検討する。