松本の宮田前踏切で安全な通行呼び掛け 事故相次ぎ松本警察署とJRが啓発活動

松本市芳野のJR篠ノ井線・宮田前踏切で15日、交通事故防止の啓発活動が行われた。12日と13日に、同踏切で車の立ち往生や車と特急列車との衝突事故が相次いだことを受けた取り組みで、車のドライバーや歩行者にチラシを配って安全な通行を呼び掛けた。
松本警察署、JR東日本長野支社、JR貨物などの関係者13人が参加した。踏切が閉まって並んでいる車のドライバーに、「警報機が鳴ったら踏切内に入らないで!」などの注意事項が記されたチラシと、ポケットティッシュを手渡した。踏切前に立ち、横断してくる歩行者や、自転車利用者にも「お気を付けて」と声を掛けて交通安全を促した。
県内の昨年1年間の踏切事故は物損事故が6件、人身事故は0件で、一昨年は物損事故が6件、人身事故が2件発生している。同署交通2課の岩下英樹課長は「踏切の手前では必ず一時停止をし、万が一の時は非常ボタンを押してほしい」と呼び掛けていた。