アルピコ参戦の自動車ラリー ドライバーに初の女性社員

アルピコグループ(松本市井川城2)が令和5年から挑戦している自動車ラリー競技「トヨタガズーレーシングラリーチャレンジin八ケ岳・茅野」に、今年、同社の女性社員がドライバーとして初挑戦する。大会は20日に茅野市内で行われる。
同社が運営する中央道上り線諏訪湖サービスエリアに勤務する藤田綾子さん(55)で、藤田さんは初参戦時から「アルピコレーシング」の一員としてチームをサポートしてきた。車の運転が好きで、レースに挑戦できる国内B級ライセンスを10代で取ったが、機会に恵まれなかった。今回、ドライバーの社内公募に手を挙げて挑戦が決まった。
「マニュアルの車を運転するのは20年ぶり」という藤田さんは、ドライバーに選ばれてから改めてライセンスを取り直し、富山県のサーキットで練習して本番に備える。同社の過去2回の挑戦は令和5年がクラス15台中9位、6年が同12台中4位だった。過去2回はベテランのバス運転手がドライバーを務めた。藤田さんは「素人ドライバーにチャンスを与えてくれた会社に感謝したい」と頭を下げ、「無事に完走して会社をPRしたい」と意気込みを語っていた。