地域の話題

山形小・地域のシンボル シダレザクラの開花進む

開花が進む山形小のシダレザクラ

 山形村の山形小学校の前庭に立ち、学校や地域のシンボルとして親しまれるシダレザクラの巨木で開花が進んでいる。樹齢180年以上とされる古木は見事な枝張りで、今年も児童たちや校舎を見守るように淡いピンク色の花を咲かせている。現在は五分咲き程度で、今週末が見頃のピークとなりそうだ。12日の日没(午後6時ごろ)~午後9時にはライトアップとミニコンサートが行われる。

 学校によると今月に入り開花が始まった。日当たりのいい上部の枝を中心に花が開き、例年並みに最盛期を迎えそうだ。花の時季には児童たちが「お花見給食」をしたり、花をめでたりしている。
 10日は3年生の児童が理科の授業で「春探し」を楽しみ、タブレット端末でシダレザクラや周囲に咲く花を撮影するなどした。百瀬羽美さん(8)は「すごくきれい」と笑い、福嶋つむぎさん(8)は「薄ピンクでかわいい」と垂れ下がる枝に付いた花を見上げていた。
 ライトアップとミニコンサートは村公民館が主催し、投光器やプロジェクターで巨木を照らす。コンサートには村の太鼓グループ・彌磨太鼓、村出身で名古屋市を拠点に活動する高校生シンガー・RIN。さん、児童コーラス「たんぽぽコーラス」・組合立鉢盛中学校合唱部・村音楽クラブで結成した「さくら合唱団」が出演する。