政治・経済

安曇野市議選 現職5人が出馬の意向 3人引退 未定は11人 

  任期満了に伴う安曇野市議会議員選挙(10月5日告示、12日投開票)が半年後に迫っている。市民タイムスが3月の時点で現職19人の意向を確認したところ、5人が立候補を予定し、3人が立候補せずに引退する予定だと分かった。11人は「未定」としており、選挙戦に向けた現職の動きが本格化するのはもう少し先のようだ。
 

令和3年10月の前回選で初当選した6人のうち3人が立候補の準備を進めている。
 矢澤毅彦氏は「私たちのような世代が市政にしっかり参画し、より良い安曇野をつくる手助けをしていく必要がある」とする。中村芳朗氏は「市発足20年に当たり、今後の動きを見極めて市の発展に寄与したい」とし、増井裕壽氏は「子育て世代の声を議会に届けるため」と語る。
 ともに3期目の林孝彦氏は「市民のためにまだやり残したことがある」とし、増田望三郎氏は「一議員としての働きをもう4年間全うしたい。議会の政策提言力をさらに高めたい」などと立候補に意欲を示していた。
 一方、5町村合併による市誕生とともに20年間にわたって市政を見続けてきた5期目の2人が引退する。
 議長経験者の宮下明博氏は「基本的な考えが同じ後進に道を譲りたい」と語り、副議長の小林純子氏も「後進に道を譲る時期だと考えた」としている。議長の松枝功氏も引退の意向を示しており「引き上げの時期だと思った」と説明する。
 進退未定としている現職には、後援会や支援者との相談・調整が済んでいないとの理由が目立っている。