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新消費生活センター開設 県が松本に集約

県消費生活センターの看板を除幕した関副知事(右)と瀧澤所長

 県は1日、松本市島立の県松本合同庁舎で県消費生活センターの発足式を開いた。東信、北信、中信、南信に1カ所ずつあった消費生活センターを松本に集約し、消費者トラブルの相談に応じる。

 松本合庁4階のセンター入り口で関昇一郎副知事と瀧澤修一所長が看板を除幕した。県消費者被害防止啓発キャラクター「もシカっち」が登場し、スタートを彩った。関副知事は「機能強化が集約の主眼。さまざまな相談が増えると考えられる。スキルアップを図り力を発揮してほしい」とあいさつした。
 消費者トラブルが複雑化する中で、情報を集約・共有して解決につなげる。相談件数の4割を占める松本に拠点を置いた。消費生活相談や市町村支援の担当ら計18人が所属する。
 当面は予約制で、長野、飯田、上田の県合同庁舎で出張相談を行う。同じく予約制で最寄りの県合同庁舎からオンラインでの相談も受け付ける。通信アプリのLINE(ライン)での相談もできる。
 開所時間は平日午前8時半~午後5時。問い合わせは同センター(電話0263・40・3660)へ。