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鉢盛中の生徒 春休みにボランティア体験 朝日村の公共施設で

わくわく館でのボランティアで小学生とトランプをして遊ぶ生徒(中央)

 組合立鉢盛中学校(朝日村)の生徒たちが25~28日、学校の春休みに合わせて朝日村内の公共施設でボランティア体験をした。若い世代が身近な施設を利用する機会を促そうと村教育委員会が新たに参加を募り、生徒5人があさひ保育園や子育て支援センターわくわく館で子供たちの遊び相手になったり、朝日美術館で収蔵品整理作業を手伝ったりした。

 わくわく館では28日、いずれも3月に同校を卒業し、4月から高校生になる柴琥生輝さん(15)、稲田心優さん(15)、川上瑠南羽さん(15)、塩原尚哉さん(15)の4人がボランティアをした。同館の放課後児童クラブを利用する朝日小学校の児童たちの相手をし、カードゲームや卓球、塗り絵といったさまざまな遊びを一緒に楽しんだ。4人とも児童たちに引っ張りだこだった。
 小学生の時に同館を利用していた塩原さんは「懐かしい場所でボランティアができてよかった。子供が好きだから喜んでいる顔を見るとうれしい」と話した。中村八重美館長は「地域参加することがふるさとを思う気持ちにもつながっていくと思う。ぜひ継続的な活動にしたい」と願っていた。