政治・経済

ヨーカドー南松本店、解体へ デリシア、跡地に商業施設検討

4月1日に解体が始まるイトーヨーカドー南松本店の建物

 1月13日に閉店したイトーヨーカドー南松本店(松本市高宮中)の建物が、4月1日から解体される。イトーヨーカ堂(東京)と共同で建物を所有する食品スーパーのデリシア(松本市今井)が21日、同社のホームページで発表した。デリシアは解体後について「当社にて新たな商業施設の設置を検討している」としている。

 建物は、鉄筋鉄骨コンクリート6階建てで、延べ床面積約4万6000平方メートル。解体工事は両社で実施し、来年12月20日までを予定する。デリシアは新たな商業施設について、具体的な内容が決まれば発表するとしている。同じ敷地内の映画館・松本シネマライツは解体工事中も営業する。
 イトーヨーカドー南松本店は平成10(1998)年にオープン。26年間営業し、地域に親しまれていたが、全国の不採算店を閉じ、首都圏に集約する経営改革の一環として閉店した。