安曇野市と市建設コンサルタント協同組合 災害時の応急対策で協定締結

安曇野市は24日、市内の建設コンサルタント業者5社による市建設コンサルタント協同組合と「災害時における応急対策業務に関する協定」を結んだ。大規模災害で道路や橋などの土木公共施設が被災した場合、被害状況の調査や復旧に必要な測量・設計業務を同協会に要請できる。
市役所で調印式が開かれ、太田寛市長と組合の中村功代表理事が協定書を交わした。太田市長は、昨年の能登半島地震や令和元年の台風19号災害に触れ「災害時に測量や設計などを迅速に行うことは早期の復興に役立つ。連携を緊密にして万が一に備えたい」と述べた。中村代表理事は「連携体制を構築し、地域住民の安全で安心な暮らしに寄与できれば」と意義を語っていた。
市が同協定を結ぶのは市建設業組合に続いて2例目になる。同協定により、災害発生時の初動体制の迅速化が期待されている。