御嶽海あっけなく黒星 千秋楽終え6勝9敗 幕内残留難しく

大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)千秋楽の23日、上松町出身の東前頭17枚目・御嶽海(出羽海部屋)は、東前頭11枚目の翠富士(伊勢ケ濱部屋)に肩透かしで敗れ、6勝9敗で今場所を終えた。幕尻に近い位置で5場所連続の負け越しを喫し、幕内に残るのは難しい成績となった。
立ち合いから一気に前に出ようとしたところでタイミングよく技を決められ、あっけなく転がされた。
今場所は十両上位との対戦も組まれ、若い力士との初顔合わせが続いたが、大関経験者として実力差を見せつけられなかった。6日目までに4勝2敗と波に乗り切れず、7日目からは5連敗と苦しんだ。
御嶽海は平成27(2015)年11月場所の新入幕以来10年近く幕内力士の地位を守り続けている。夏場所(5月11日初日、東京・両国国技館)の新番付は4月28日に発表される。