霧訪山づくしのPRブース登場 塩尻・北小野公民館 初の開山式に向け企画

塩尻市北小野地区センターのロビーに、地元の霧訪山(1306メートル)の魅力をPRするブースが登場した。4月27日に初開催の開山式に向けて機運を盛り上げようと、北小野公民館が企画した。山頂からの眺望をドローンで撮影した「360度パノラマ写真」や、登山を経験した小学生たちが作ったポスターなどを28日まで展示している。
「360度パノラマ写真」は、塩尻市を拠点に活動する「立体地形図の会」の作品だ。山頂からさらに上空50メートルの地点でドローンで全方位の景観を撮影し、幅約50センチ、長さ約11メートルの用紙に印刷した。直径約3・5メートルの輪状にして飾っている。頂上で北アルプス、南アルプス、中央アルプス、八ケ岳連峰、松本盆地、諏訪湖などを一望しているような疑似体験ができる。同公民館は「まだ登ったことがない人も、高齢で山に登れなくなった人もこの写真を見て展望を楽しんでいただけたら」と話す。
山頂から見える「日本百名山」と「3000メートル峰」の資料や、塩尻東小学校4年生たちがデザインしたPRポスター約40枚もある。
開山式は、北小野地区振興会など地元の各種団体が主催する。27日午前10時から、北小野保育園近くの登山口(雨天の場合は同地区センター)で安全祈願をする。登山はしない。申し込み不要で、誰でも参加できる。問い合わせは同地区センター(電話0266・46・2029)へ。