政治・経済

上松町長に村田氏 初当選 無投票 16年ぶり 現町政を継承

家族から花束を受け取る村田氏(18日午後6時3分、上松駅近くの選挙事務所)

 任期満了に伴う上松町長選挙が18日、告示された。新人で元副町長の村田広司氏(68)=小川、無所属=以外に立候補の届け出がなく、無投票での初当選が決まった。町長選の無投票は平成21(2009)年以来16年ぶりとなる。

 村田氏は午前8時45分ころから駅前通り2の選挙事務所横で出陣式を行い、第一声を上げた後、町内全域を遊説した。
 午後5時に無投票当選が決まると、選挙事務所で報告会を開き、集まった支援者約40人に感謝。「町の中をずっと歩いて期待の大きさを感じると同時に、とても重いものを背負ったという気持ち」と初当選の率直な思いを述べた。「これからが本番。町のリーダーとしての自覚を持ち、町の人が住んで良かった、幸せだと思える町づくりにまい進したい」と決意を語った。
 村田氏は、2期目の現職・大屋誠氏が昨年12月に今期限りでの引退を表明後、年末に出馬表明。今年1月末に副町長を退任した。
 町民が活躍できる地域づくり、子育て・教育環境整備、地域資源活用と地域内経済循環促進などを政策の柱に掲げ、住む人の幸福度向上を図るとしている。