JR東日本 15日にダイヤ改正 大糸・篠ノ井線でSuica 特急あずさの乗り換え便利に

JR東日本は15日、ダイヤを改正する。中央東線の特急あずさの輸送体系を見直し、篠ノ井線塩尻―松本間の普通列車の増発などをする。大糸線と篠ノ井線、信越本線の23駅で、JR東日本の電子マネー「Suica」(スイカ)が利用できるようになる。
中信地区関係では、夕方以降の下り特急あずさの始発駅を、これまでの新宿発を全て東京発にする。東京駅に到着する新幹線との接続ができ、利便性が高まる。上りの特急あずさ12号(松本午前8時10分発)と42号(松本午後3時10分発)、下りの特急あずさ21号(新宿正午発)と45号(東京午後5時45分発)を、従来の9両編成から12両編成にして乗車人数を増やす。
篠ノ井線では普通列車の利用者が多い松本―塩尻間で、上り2本(松本午後0時38分発、午後2時37分発)と、下り2本(塩尻午後1時5分発、午後3時31分発)を増発する。これにより松本―塩尻間の普通列車は上りが計51本、下りが計50本となる。
Suicaが利用できる駅は、篠ノ井線・信越本線は松本から長野までの各駅、大糸線は松本から穂高までの各駅に広がる。各駅にはすでにSuica対応の改札機が設置されている。Suicaの利用駅拡大に伴い、平日の通勤・通学時間帯に塩尻―長野間で運行している臨時特急「信州」を全席指定にして、特急しなのと共に「在来線チケットレス特急券サービス」を開始する。