信大ラグビー部を指導 元日本代表主将の廣瀬俊朗さん

信州大学ラグビー部は12日、練習拠点の同大学屋外運動場(松本市旭3)で、ラグビー元日本代表主将の廣瀬俊朗さん(43)の指導を受けた。指導者がいない同部にとって9年前から続く年に1度の貴重な指導で、選手約40人が実践的な技術や意識付けを学んだ。
廣瀬さんは「普段のパス練習から逆サイドや相手の守備をよく見て、意図を持ったパスをすることが大切」と述べ、体の使い方などを指導した。チームの年間計画の相談にも乗り、練習内容や課題を細分化してアドバイスをし「1年後を楽しみにしている」とエールを送った。
チームは昨年、久々に全国大会出場と1回戦突破を果たし、今年も全国上位を目標に練習に励んでいる。石川泰成主将(20)は「自分たちでは気が付きづらい部分を丁寧に、実践的な視点から指導してもらった。しっかり生かして上を目指す」と力を込めていた。