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御嶽はくさい おいしいよ 木祖小3年生 塩尻でPR パンフレット ポスター作成

村外にパンフレットなどを届けた3年生(塩尻市立図書館本館)

 木祖村の木祖小学校3年生が11日、塩尻市内で、木曽のブランド野菜「御嶽はくさい」のPR活動をした。市立図書館と市役所、同市広丘堅石のスーパーマーケット・ツルヤ広丘店に出向き、みんなで知恵を出し合って作ったパンフレットやポスターを置いてもらうように頼んだ。

 市民交流センター・えんぱーく内の市立図書館本館では、図書館の協力で、野菜や料理などの本も並べるコーナーが作られた。
 パンフやポスターはいくつかのデザインがあり、御嶽はくさいの味わいや食感の特長を紹介する。村内などで栽培されていると説明するほか、販売場所やインターネット上の情報も載せた。湯川冬萌さんは「甘くてしゃきしゃきしていて、みずみずしい」と、おいしさを説明する。
 家族が御嶽はくさいを栽培する児童がおり、畑に出向いて生で食べた。御嶽はくさいを調達し、調理実習でチャーハンや漬物、みそ汁、ピザなどを作った。
 こうした経験を、農家の人への聞き取りやネットでの調査とともに、パンフなどを作る際に生かした。林翔馬君は「自分たちで食べて、いいところを考えた。御嶽はくさいのことを知らない人に伝えたい」と話す。
 買い物などで訪れる身近な大きな街である塩尻市を村外でのPRの場に選んだ。ほかにも村役場や村内の商業施設でPRしており、家庭にも各児童がパンフを持ち帰った。担任の吉沢信也教諭は「子供たちは、住んでいる地域の良さを感じていた。目標に向かい、主体的に活動できた」と目を細めていた。