政治・経済

DX推進へ朝日村が無料スマホ教室

村職員(左)のサポートでスマホの便利な使い方を実践する参加者

 朝日村は12日、全4日間の日程でスマートフォンの基本的な使い方や便利な活用方法を伝える「無料スマホ教室」を村中央公民館で始めた。デジタル技術を活用して住民サービス向上や業務効率を図るDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の一環で企画。本年度に機能が充実した村公式ラインの便利な使い方も紹介している。

 初日はシニア世代の女性5人が参加。各自のスマホを操作し、通信アプリのLINE(ライン)で相手にメッセージ・写真を送る方法や、QRコードの読み取り方などを実践で学んだ。講師はDX推進を担当する村企画財政課の職員が務めている。ラインの使い方を教わった80代女性は「家族との連絡をラインでやりたかったので分かってうれしい」と話した。
 村公式ラインは昨年11月から機能が追加され、村公民館講座やイベントの参加予約、各種申告の相談予約、バスの時刻表確認、倒木など道路で異常があった場合の通報などがラインからできるようになった。国のデジタル田園都市国家構想交付金を活用して充実させた。交付金活用で、役場窓口でのキャッシュレス決済も導入し、住民票の写しなど各種証明書の発行手数料をキャッシュレスで支払いできるようにしている。
 スマホ教室の日程は14日午前10時~正午、午後1~3時、15日午前10時~正午、18日午前10時~正午、午後1~3時。予約不要で出入り自由。問い合わせは村企画財政課企画・DX推進係(電話0263・99・4107)へ。