公立高校で一般入試 8402人が挑む 合格発表は21日

令和7年度の公立高校入試の後期選抜(一般入試)が11日、県内の各校で一斉に行われた。朝から冷たい雨に見舞われ、受験生は傘を差して足元を気にしながら志望校に向かい、試験に臨んだ。
松本深志高校(松本市)では定員280人に対し、322人が受験した。朝にJR中央西線で列車の遅れがあったものの、同校では予定通り日程が進んだ。検査室の教室に入った受験生は、試験監督から注意事項の説明を受け、引き締まった表情で試験開始を待った。国語、数学、社会、理科、英語の順で50分間ずつ5教科に取り組んだ。今回新たに導入した面接もあり、深志では学びたいことなどを紙に記述した。
県教育委員会によると、列車の遅れにより、松本蟻ケ崎高校(同)を受験した3人に試験開始時刻を1時間遅らせる対応を取った。
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県教育委員会は11日夕、公立高校の後期選抜の受験者数を発表した。県内全体の募集人員9668人に対して8402人が受験し、受験倍率は0・87倍だった。
全日制課程は、募集人員8806人に対して8211人が受験して0・93倍となった。うち普通科は0・97倍、職業科は0・88倍、特色学科は0・80倍、総合学科は0・60倍だった。定時制課程は募集人員630人に対して130人が受験して0・21倍、多部制・単位制は232人に対して61人が受験して0・26倍だった。
後期選抜の合格発表(入学予定者発表)は21日で、同日から25日午後5時まで再募集の志願を受け付ける。