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安曇野市社協 シニア向け生涯学習事業 新年度に「あづみの活躍カレッジ」に改称へ

新年度の学生を求める案内チラシ

  安曇野市内在住の60歳以上を対象とした市の生涯学習事業・老人大学を受託運営する市社会福祉協議会は、従来の呼称「朗人大学」を新年度、「あづみの活躍カレッジ」に改める。シニア層の地域社会での活躍を促す事業の趣旨を踏まえ、イメージの刷新を図る。新年度は、今年迎える安曇野市誕生20周年にちなんだ講座内容に充実させる。

  旧5町村の社会福祉協議会が合併し、安曇野市社会福祉協議会が設立されて20周年となる節目に合わせ、事務局の地域福祉係が検討を重ねてきた。合併当時から運営する老人大学の呼称を途中「朗人大学」に改めたが「ろうじん」の響きに代わる名称を求める声も寄せられていた。
 カレッジは定員80人を募り、28日まで入学願書を受け付けている。5月8日の入学式後、来年3月まで月1回、堀金公民館講堂を主会場に、教養・実践講座を開く。「安曇野再発見~まだ知らない安曇野がある」を年間テーマに据え、安曇野の伝説・方言や街道、農業用水路・拾ケ堰開削の歴史、観光産業の動向などを学ぶ。
 年間テーマの設定は、本年度新たな試みで、6年度は「SDGs(持続可能な開発目標)の実践」に狙いを定めた。地域福祉係の宮澤万茂留主幹係長は「単に受講して終わりでなく、学びを次へとつなげられる魅力的な事業に発展させていきたい」と話している。
 問い合わせは地域福祉係(電話0263・72・1871)へ。