水害危険箇所マップ作成 池田・会染小4年生 「町の財産」HPに掲載

池田町の会染小学校(葭本直樹校長)4年生36人は、社会科の授業で水害について学習し、学区内の防災マップを作成した。「水害危険箇所マップ」として、町のホームページ(HP)に掲載されている。2月17日に児童の代表らが町長室を訪れ、矢口稔町長からお礼の手紙を受け取った。
4年生は、昨年11月に行われた防災教育参加型授業の中で、高瀬川の氾濫を想定した水害時の危険マップ作りを行った。防災用GISアプリを使い、通学路の危険箇所や身を守るための安全箇所を探しながら写真を撮影し、マップ上に落とし込んだ。
マップには、危険な段差や水路やマンホール、水害時に役立ちそうな手すりや目印など、51カ所のポイントを記した。見やすいように4種類のアイコンで分類し、危ない理由や写真も載せた。
昨年12月に、町のHPへの掲載を依頼する手紙を町長宛てに送ったところ、実現した。
青山航歩君、太田菜々香さん、丸山楓歩さんの3人が、町長室を訪れた。児童らは「普段気付かないところを知ることができた」「歩く度に気を付けるようになった」と意識を高めていた。さらに、防災に関するアイデアを伝え、危険箇所への対応もお願いした。
矢口町長は「(マップは)町の一つの財産。多くの人に知ってもらいたい」といい、子どもたちの取り組みをたたえた。
同校は、県の学校安全総合支援事業の実施校として、信州大学からアドバイザーを迎え、全学年で防災教育に取り組んできた。