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木曽音楽祭50周年記念誌完成 地域との歩み振り返る

木曽音楽祭50年の歩みを伝える記念誌

 国内外で活躍する演奏家が集う室内楽の祭典「木曽音楽祭」の50周年記念誌が今月、完成した。昭和50(1975)年以来、演奏家と地域住民が一体となって紡いできた音楽祭の歴史や魅力を、余すことなく伝えている。

 冒頭には40回の最多出演を数える山本正治さんと、山崎伸子さんによる演奏家対談を掲載した。さらに演奏家の漆原啓子さん、寺嶋陸也さんの寄稿が続く。音楽祭草創期から携わり、昨年亡くなった永井正宏・実行委員会副会長による基礎知識コーナーでは、さまざまなエピソードやこぼれ話を紹介。歴代のチラシも掲載している。
 A4サイズ50ページ超で、実行委が県地域発元気づくり支援金を活用して約300冊を作った。
 実行委事務局で町教育委員会生涯学習課の伊藤尚人課長補佐は「多くの人のつながりの中で続いてきた音楽祭。記念誌がその歩みを振り返る機会になれば」と話している。
 1冊1000円で販売中。郵送の場合は手数料100円が必要。問い合わせは実行委(電話0264・21・1222)へ。