教育・子育て

「こども食堂」中学生が企画 信大付属松本中2年A組が3月8日に

当日の来校を呼び掛ける「こども食堂」グループの生徒たち

 松本市の信州大学付属松本中学校・2年A組は、3月8日午前11時半~午後2時半、同校体育館で「Aぇ!こども食堂」を開く。総合的な学習の時間で同食堂について学ぶ中で自分たちも開催してみようと思い立った。先着約300人に手作りの豚汁などを提供する。食事提供だけでなく「防災」をサブテーマにするのも特徴だ。

 1年生の時から「こども食堂」を題材に学ぶ生徒が中心となって企画する。本年度は同市里山辺の「寄り添いこども食堂」の関係者に協力してもらい、3回ほど活動に参加し、食堂について理解を深めた。生徒らは事前に豚汁作りも経験した。
 3月8日は豚汁、防災食のアルファ米を約300食ずつ用意する予定だ。学校の調理室で料理する。資金は、NPO法人「全国こども食堂支援センター・むすびえ」(東京都)の委託金を活用する。
 「こども食堂」グループのリーダー・徳永優璃彩さん(14)は「こども食堂は、地域の人が楽しそうにボランティアで関わっていた。年齢問わず誰でも大歓迎なのでぜひ来てほしい」と願う。
 今回は、A組の総合学習の成果発表の場でもあり、会場では野菜や果物を使ったジュース、打ちたてそばなどを提供する他グループのブースもある。参加する人はスリッパを持参する。同校の立地の関係上、公共交通機関の利用を呼び掛けている。豚汁などの予約はQRコードから。問い合わせは担任の宮坂教諭(電話090・4159・2046)へ。