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あづみ野ランドの改修工事完了 トレーニング室を新設 3月1日にグランドオープン

新たに設けられたトレーニング室。北アルプスの眺望も楽しめる

  安曇野市と周辺5町村でつくる穂高広域施設組合が穂高北穂高の余熱利用施設・あづみ野ランドで進めていた大規模改修工事が完了した。室内プールを廃止してトレーニング室を新設するなど、健康増進や世代間交流などに活用できる温浴施設に生まれ変わった。3月1日に「グランドオープン」を迎えて全施設の利用が始まる。
 

 26日に落成式と内覧会が開かれた。同組合を構成する6市町村の関係者ら約70人が出席し、テープカットなどで完成を祝った。同組合管理者の太田寛・安曇野市長は「地元住民の憩いの場となるように施設運営をお願いしたい」と述べた。
 新しいあづみ野ランドは公共浴場、多目的室、体育館、トレーニング室などが備わっている。トレーニング後に浴場を利用できるのが売りだという。遊具を備えたキッズゾーンも新しく設けた。
 令和5年7月に着工し、1階のプールが浴場になり、2階の浴場がトレーニング室になった。昨年4~8月の全館休館を経て、浴場が先行オープンしていた。建設費は10億8130万円となる。
 あづみ野ランドは平成8(1996)年5月に開設された。設備の老朽化が進み、雨漏りもしていた。地元住民を含む検討委員会による提言を取り入れて施設の方向性を決定した。公共浴場は改修前より大幅に利用者が増えているという。
 トレーニング室の利用は、1人1回券が450円、6枚つづりの回数券が2250円、2カ月間有効の定期券が6000円となる。浴場とトレーニング室の利用がセットの1人1回券は800円となる。