松本城のプロジェクションマッピング 上映時間延長で来場者2割増
松本市は25日、松本城の国宝天守にデジタル映像を描き出す「プロジェクションマッピング」の本年度の来場者数が、17万2905人に上ったと発表した。上演時間を昨年度よりも1時間延長して午後10時までとしたことで、前年度比約2割(1万8468人)増となった。
松本城のマッピングは4年目で、本年度は昨年12月14日~今年2月16日の65日間、午後6~10時に開催した。回数を重ねて、全国ネットのテレビやSNSで話題に上る事が増えたのも来場者数の増加につながった。
上演時間の延長を要望した宿泊・飲食関係者からは「冬季の客室稼働率が過去最高になった」「夕食後に宿泊客を案内できるようになった」「松本城を中心としたイベントの効果を実感」などの声が寄せられているといい、臥雲義尚市長は25日の定例記者会見で「回を重ねるごとに着実に効果が出ている」と手応えを話した。
国宝天守のマッピングは来年度も実施する予定で、市は本年度の来場者の詳細を分析して施策に反映させる。