深志高2年の宮島日向子さん 憧れの基礎スキー全国大会へ

松本深志高校(松本市)2年の宮島日向子さん(17)=松本市里山辺=が、スキー技術の日本一を競う「第62回全日本スキー技術選手権大会女子」(3月5~9日、北海道)に初出場する。宮島さんが憧れる、指導者の国内最高峰・ナショナルデモンストレーターも参加する大会で「自分の現在地を確かめたい」と意気込む。
斜面や雪面のコンディションに応じたターンの正確さなどを採点で競う「基礎スキー」の大会だ。本来の出場資格は18歳以上だが、宮島さんは県スキー連盟の推薦で予選の甲信越ブロック大会に出場。エントリー39人のうち、6種目の総合得点で10位に入り、本戦出場を決めた。
さまざまな滑りの技術に挑戦できる基礎スキーに魅了され、小学校時代から技術を磨いてきた。現在は「白馬村スキークラブ」に所属し、週末の早朝から夕方まで雪上練習に励む。練習時間が限られる中、課題を修正するために一本一本の滑りに集中力を研ぎ澄ませる。平日は陸上部でトレーニングに励み、上級者の滑りを動画で何度も見て研究を重ねてきた。
大会は予選、準決勝、決勝、スーパーファイナルとあり、勝ち進めば5日間にわたる。連戦となるが「憧れの人たちと戦えるのが楽しみ。目標は決勝出場」と大舞台を見据える。