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松本駅前のムクドリふん害 市が月2回の路面清掃開始

ムクドリのふんで汚れた歩道

 松本駅東側の「しらかば大通り」の電線にムクドリの大群が飛来し、歩道が大量のふんで汚される問題を受けて、松本市は今月から定期的な路面清掃を始めた。市土木センターの職員が、デッキブラシでふんを洗い流す。月2回ほどの清掃作業を検討している。

 しらかば大通りへのムクドリの飛来は昨年10月ころに始まった。ねぐらとなる電線直下に大量のふんが落とされ、通り沿いの宿泊施設の従業員らが朝に清掃しているが、手に負えない状況だ。放置すると汚れが落ちにくくなるため、市は定期的な清掃が必要と判断した。
 臥雲義尚市長は5日の定例記者会見で、ムクドリの被害について「非常に重要な問題と認識している」と述べ、粘り強く対応する考えを示した。市の清掃は12日に実施しており、次回は来週行う予定。
 市維持課の羽山和秀課長は「多くの人が通る場所なので、きれいにしていきたい」と話している。市は引き続き、ムクドリを追い払うための対策を検討する。