教育・子育て

歯科医師へ第一歩 松本歯科大で卒業式

卒業証書を受け取る卒業生(右)

 松本歯科大学(塩尻市広丘郷原)は6日、同大学で、卒業証書授与式と学位記授与式を開いた。歯学部の54人に卒業証書と学位記を、大学院の6人に学位記を授与した。

 矢ケ﨑雅理事長は、新型コロナウイルス禍に見舞われた学生の苦労をねぎらい、「みんな元気で体に留意し、立派なドクターとして世のため、人のため貢献してほしい」と呼び掛けた。
 卒業生は一人一人の名前が読み上げられ、卒業証書などを受け取った。卒業生を代表して、歯学部の三野耀執さんは学校関係者への感謝の気持ちを交え、「松本歯科大学での学びと経験を胸に、何をすべきか、どうあるべきかを日々、自問自答しながらそれぞれの歯科医師像に向けて歩み続ける」と決意を述べた。
 卒業生は韓国や台湾、中国の出身者もいた。1日と2日に歯科医師の国家試験があり、3月14日に合格者が発表される。大学院は授与式の出席者を含め、10人が修了した。