東筑5村の人口257人減の2万751人 北安南部では松川村が増加
東筑摩郡5村と北安曇郡南部の池田町・松川村によると、1月1日現在の人口・世帯数は、東筑5村が計2万0751人・8318世帯で、前年同日より257人減少・世帯数は40世帯増加した。北安曇郡南部は計1万8763人・8212世帯で60人減った一方、世帯数は101世帯の増加となった。
7町村のうち、人口が増加したのは松川村のみで、ほかは全て減少した。一方で世帯数は5町村(山形、朝日、生坂、池田、松川)で増加し、減少は2村(筑北、麻績)だった。
東筑摩郡5村全てで人口が減少。減少率では麻績村が2・3%減と最も高く、山形村は0・4%減と最も低かった。だが、全体的に人口・世帯数の減少幅は狭まっており、各村とも理由に移住・定住策の好調ぶりを挙げる。49世帯増えた山形村は「人口減の傾向だが大幅な減少にはなっていない。移住者向けの短期・長期お試し住宅の運用が好調な点や、民間事業者による小規模な宅地分譲の動きが随時ある」とする。
北安曇郡南部は、池田町が125人(1・3%)減少に対し、松川村が65人(0・6%)増え、明暗が分かれた。世帯数は池田町が30世帯増、松川村が71世帯増で共に増加した。松川村は1月、宝島社が発行する雑誌『田舎暮らしの本』の2月号で「住みたい田舎ベストランキング」の人口5000人以上1万人未満の総合部門1位を獲得した。ベッドタウン機能と安曇野らしい田園風景の両立や手厚い移住定住促進補助金など、自然と利便性のバランスの良さを評価された。