熱中した成果 児童が発表 南木曽小 一人一人のテーマで

南木曽町の南木曽小学校(松井聡校長、141人)は、児童一人一人がテーマを決めて取り組む「マイプロ」の時間を週に1回設けている。熱中できることを探し、主体的に活動する場づくりを目的に昨年度から始めた。2月中旬までは成果発表の時間で、スポーツや工作、料理、楽器、プログラミングなど多様な取り組みを仲間に伝え合っている。
毎週水曜日の朝、30分間を設定している。教諭らと相談して決めたテーマ・目標を基に、達成に向けてそれぞれ活動する。マイ・プロジェクトの略で、昨年度は15分間だったが延長した。
発表会は全校で10ほどのグループに分かれ、各教室で行う。1月29日は5、6年生が発表し、自分でまとめた資料を画面に映すなどしながら伝えた。
5年の棚橋柚花さんは、鈴木葵さん、置田彩華さんと共に紙パックから手紙などを作った。完成品はお世話になった人に贈り「喜んでもらえて良かった。(資源の)再利用にいい方法とも思った」と振り返った。
6年の松原遥音さんは、イラストを描くことが好きで色塗りの上達を目指した。カラーペンで制作に励み「熱中すると30分はあっという間。絵を描くのは楽しいとあらためて感じた」と話した。
他にも、手話を学び実践する、一番よく飛ぶ紙飛行機を見つけるなどの発表があった。テーマ設定は前期と後期に分けて行い、今回は後期分の発表だった。