攻守の切り替えに成果 松本山雅が練習試合

サッカーJ3松本山雅FCは1次キャンプの29日、和歌山県の串本町総合運動公園で関西社会人1部のアルテリーヴォ和歌山と練習試合をした。45分3本を行い、合計スコアは4―2だった。8日間にわたった1次キャンプはこの日で打ち上げとなった。
競争段階でもあり、ポジションごとに意図した組み合わせはあったもののシャッフルしたメンバーで臨んだ。3本とも4バックで、前線は1枚の布陣で戦った。
1本目は1―1。13分にゴール前のこぼれ球を浅川隼人が押し込んで先手を取ったが、25分に追い付かれた。2本目はスコアレス。3本目は19分に本間ジャスティンのクロスを國分龍司が頭で合わせて先制。PK献上で失点したが37分に田中想来が決め、42分にバックパスをさらった萩原正太郎が加点した。
主眼に置いた得点を奪い、勝利の結果をつかんだことを前向きに捉えた早川知伸監督。キャンプを通じて強調した攻守の切り替えに対しても「続けた成果が出た」と手応えを話した。一方、課題として守備対応を挙げ「エリアによって選択が分かれる。判断基準を含めて伝えていく」と、完成度を高める2次キャンプを見据えた。