松川中の眞鍋親ノ介さん アルペンスキーU―16日本代表で国際大会出場へ

松川村の松川中学校3年生の眞鍋親ノ介さん(14)が、2月6日にイタリアで開幕するアルペンスキー・ユース国際大会「アルプチンブラFISチルドレンカップ」にU―16日本代表として出場する。今月の県中学校総合体育大会の回転と大回転2冠を果たした実力者で、将来の五輪やワールドカップ出場を目指す眞鍋さんにとって「目標に近づくためにも絶対に出たかった大会」だ。初の国際大会でもあり、上位を目指して闘志を燃やす。
選考レースが昨年12月に北海道であり、全日本スキー連盟のU―16強化指定選手の中で、眞鍋さんは回転1位のタイムで代表の座をつかんだ。その後も県中総体で2冠を達成するなど調子を上げている。
メンタル面の成長が実力を開花させた。昨季は1本目で上位に食い込んでも、2本目で緊張や力みから順位を落とすことがあった。平常心が滑りの安定感につながると分析し、今季はそれを実践できている。フィジカル面も強化し、パワー不足を補う。ジムに通って下半身を鍛え、体重は秋から4キロ増量した。
白馬五竜レーシングアカデミー(北安曇郡白馬村)に所属し、シーズン中はほぼ毎日、早朝から練習に励む。県王座として挑むはずだった全国中学校スキー大会は、国際大会と日程が重なり出場辞退する。一気に日本を飛び越えて海外レースのチャンスをつかみ「今の自分が世界でどの位置にいるかを知りたい。全力を尽くす」と力を込める。