松本市の高齢者ヘルメット購入補助 申請が急増

松本市が本年度行っている、65歳以上の市民を対象にした自転車乗車用ヘルメットの購入補助の申請が急増している。申請の受け付けは昨年9月に始まり、12月末で752人に補助券を交付した。市が予算化した800人分に達する勢いで、市は交付を増やすことを検討する。補助券の交付申請は2月14日、ヘルメットの購入期限が2月28日までとなっていることから、市は早期の手続きを呼び掛けている。
ヘルメットの購入補助は、購入費の半額(上限3000円)を補助する。補助券の交付を受けた高齢者が、市内の自転車店やヘルメット販売店を対象にした協力店で購入する場合、半額で購入できる。協力店は15店が登録している。
自転車販売などのサイクルショップミツワ(高宮東)では30種類ほどのヘルメットが並び、これまで約80人が補助券を使って購入したという。布が装着された帽子型のヘルメットもあり、6000~1万円前後が売れ筋で、同社の塩原光廣社長は「ヘルメットは転倒時に命を守る。手に取って実際にかぶってもらい、サイズなどを確認して」とアドバイスする。
補助券の交付申請は市役所の自転車推進課窓口のほか、市支所・出張所でも受け付ける。協力店は市の公式ホームページで確認できる。同課は「自転車を乗る機会が増える春に向けて希望者は早めに申請してほしい」と呼び掛けている。問い合わせは同課(電話0263・34・3245)へ。