蟻ケ崎高ダンス部が全国3位 高校ダンスドリル冬季大会

松本蟻ケ崎高校(松本市)のダンス部(顧問・並里賢教諭、45人)が、11日と12日に都内で開かれた「第16回全国高等学校ダンスドリル冬季大会」に出場し、ヒップホップ女子部門(大編成)で全国3位に輝いた。部員の約7割が初心者の中、団結力を発揮し、「力強くかっこいいダンス」を披露して入賞を果たした。
全国大会優勝を目指し、今までと方向性の違うことに挑戦しようと、洋楽でテンポの速い曲と、ゆっくりとした曲を組み合わせた曲に取り組んだ。力強い音楽に自衛隊がイメージに浮かび、多くの命を救っている姿から「私たちも多くの人を笑顔にしたい」と、自衛隊の英語の略称「JSDF」をテーマに練習を重ねた。
昨年8月下旬から屋外に設置した鏡の前で踊ったり、2人一組でみっちり確認したりして、振り付けをそろえた。初心者が多く、動作を説明するのに苦労した。1年生のリーダーを務める八幡陽奈さん(16)は「3位になれてうれしい。きつい練習もあったけれど、体力とメンタルが鍛えられた」と振り返った。
竹淵咲菜部長(17)=2年=は「3位と言われたときは悔しかったけれど、8月から練習してきた作品で結果が残せてうれしい」と笑顔を見せた。並里教諭は「最初はメンバーを選抜することも考えていたが、45人という大人数で最後まで挑戦し切った」と部員をたたえていた。