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最高齢は99歳 塩尻囲碁棋聖戦に33人

真剣な表情で勝負する参加者たち

 日本棋院塩尻支部(塩原次郎支部長)は26日、塩尻市の塩尻総合文化センターで「第34期塩尻囲碁棋聖戦」を開いた。県外を含む愛好者33人が盤上で熱戦を繰り広げた。

 段級位の順に5組に分かれたリーグ戦を行い、上位者がハンディを負う勝負をした。参加者は盤上をじっと見つめ、相手の様子をうかがいつつ、次の一手を繰り出していた。一人5試合行い、全勝した2人から抽選で安曇野市穂高の下里保さん(72)が34期の棋聖となった。
 参加者の最高齢は99歳で、年齢を問わず愛好者同士が交流する貴重な機会になっている。同支部幹事長の赤須等さん(81)は「3月の本因坊戦、8月の名人戦と年3回開き、40年続く。勝敗を抜きにして親睦を深めている」と話した。