教育・子育て

筑北中生徒が麻績の温泉宿泊施設で提案

多彩なアイデアやイベントを提案する筑北中2年生たち

 麻績村の筑北中学校2年生13人が21日、地元の村温泉宿泊施設・シェーンガルテンおみで、同施設を盛り上げるための提案発表を行った。生徒たちは昨年夏に施設を見学して以来、仲間と議論して温めてきた多彩なアイデアやイベントを関係者に提言し実現を呼び掛けた。

 生徒は「施設」と「イベント」の2チームに分かれて発表した。庭木を使った「植木アート」や庭園付近での「足湯カフェ」、独自のイメージキャラクター制作のほか、夏祭りや水鉄砲大会、施設オープン30周年記念事業など次々と提案した。
 助言してきた木藤七重支配人は提案に「〝壮大な夢〟が頑張れば実現できる内容になった。われわれでは想像もつかない発想ばかりで面白い」と語り、「足湯カフェ」の設置や村PRキャラクター「おみぽん」を活用したグッズ事業の実現に前向きな姿勢を示した。
 村の観光を盛り上げるために何ができるか具体的に考える探究学習の機会として昨夏から取り組んできた。来年度もより発展的に取り組みたいという。
 施設チームのリーダー・中村隼人さん(14)は「仲間と悩みながら考え、提言できてよかった。実現できるなら3年になっても取り組みたい」と話した。イベントチームの三浦羽未さん(14)も「ここまでやってきたので、来年度は自分たちで実現して後輩へ引き継ぎたい。みんながもっと気軽に訪れられる施設になれば」と願った。