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ワカサギ釣り解禁 美鈴湖で釣り人笑顔

釣果を上げ笑顔を見せる釣り人

 松本市郊外の美鈴湖で5日、今季のワカサギ釣りが解禁された。湖上の桟橋には早朝から多くの人の姿があり、さおを揺らしてアタリを探っていた。
 午前6時半に解禁され、待ちわびた約120人が桟橋上に陣を構え、湖面に釣り糸を垂らした。穂先がわずかに動くとすぐにさおを引き、釣果を上げていた。父親と友人らの4人組で訪れた同市大村の髙野京さん(21)=信州大学医学部2年=は、昨年から美鈴湖へワカサギ釣りに訪れるようになったといい「今年は2年ものの大きな魚もいて引きが強い。週1回ほどのペースで来たい」と話していた。
 美鈴湖でワカサギの試験放流をしている県水産試験場(安曇野市明科中川手)などによると、4月中旬と5月上旬の2回にわたって約1850万粒の卵を放流した。今年は例年より多くの魚がふ化しているといい、解禁直後の朝早い時間だと多くの釣果を楽しめそうだ。