都市大学塩尻高・三井こころさん スケートJWC日本代表入り
東京都市大学塩尻高校(塩尻市)1年の三井こころさん(16)が、30日にポーランドで開幕するスピードスケートの世界大会・ジュニアワールドカップ(JWC)に、日本代表で出場する。女子1500メートルと3000メートルにエントリー。選考会を兼ねたシーズン開幕戦となる10月の全日本距離別選手権ジュニア部門で好成績を収め選出された。初の世界大会で表彰台を目指す。
距離別選手権ジュニア部門で、3000メートルを4分20秒25で優勝、1500メートルを2分4秒28秒で準優勝した。「大会前から調子が上がっていた」と言い、念願の世界切符が懸かったシーズン前半戦の大事なレースで「練習の良い感覚を出せた」と納得の滑りだった。
岡谷市のやまびこの森で週4、5回練習に励む。今年1月の全国中学校体育大会女子1000メートルで優勝した実力者で、指導する小沢竜一コーチは「高校生になり、自分に必要なものを考え、実践するようになった。自分の力で、課題を乗り越えて順調に実力を付けている」と太鼓判を押す。3000メートルは中学時代の4分28秒58から8秒以上縮めるなど成長著しい。
初の世界大会だが、緊張よりも新たな発見や成長への期待が勝っている。三井さんは「海外選手の滑りやウオーミングアップ、食事などを間近で見て、しっかり自分のものにしたい」と意気込む。