朝日・診療所の名称募集 令和8年開設へ
朝日村は22日まで、令和8年4月の開設を目指す公設民営の診療所の名称を募集している。診療所建設予定地の朝日小学校東側の畑地(古見)に村が診療所と医師の住宅を建設し、現在、松本協立病院副院長を務める小山崇氏(53)=松本市寿北5=が村に定住し、開業医として運営を担っていく計画だ。地域医療の中心を担う医療機関が村民に親しまれ、愛される存在になるよう地域住民のアイデアを名称に取り入れる。
診療所では内科・小児科の診療や往診、地域住民の健康水準を底上げするさまざまな健康づくり事業を展開していく。現在は村と小山氏が協議を重ね、診療所の設計案や運営体制の準備を進めている。
1日に名称の募集を開始し、村役場の住民福祉課窓口に応募用紙と応募箱を用意してある。村ホームページからも応募用紙を入手できる。寄せられた案は診療所開業医選考基準策定委員会で選考し、12月中にも村ホームページで公開する予定だ。村内全域の住民のかかりつけ医としての役割を担うことから、個別の区や地区の名称が入っていないこと、〇〇診療所、〇〇医院のように医療機関の実態に合った名称とすることを条件にしている。
村内で医療機関が1カ所となっていることを受け、村は将来的に無医村にならないため数年前から対策の検討を進めてきた。村住民福祉課は「新たな診療所が親しみやすい存在になるようアイデアを寄せてほしい」と呼び掛けている。
応募箱への投函、郵送、メール、ウェブ上から受け付けている。問い合わせは村住民福祉課(電話0263・99・4102)へ。