第1回穂商フェア盛況 3年生課題研究報告

穂高商業高校(安曇野市)は26日、同校で第1回穂商フェアを開いた。昨年度まで22回続いた販売実習の穂商マーケットをリニューアルし、3年生の課題研究「地域人教育HOTAKA」の成果を中間報告する学習イベントに深化させた。展示発表や商品販売、子供向けイベントなどの21ブースが彩り、来場者でにぎわった。
課題研究は全10講座あり、3年生が各講座に分かれて地域課題の解決に向けた実践に取り組んでいる。
講座「穂商バージョンアップ」は、池田工業高校(池田町)と南安曇農業高校(安曇野市)と連携し、丸山菓子舗(本店・安曇野市穂高)の協力で米粉どら焼きを開発。フェアでお披露目・販売したところ行列ができる人気だった。メンバーで生徒会長の小沢伸二さんは「課題研究としてやってよかった。これからも販売する機会をつくりたい」と手応えを話していた。
フェア担当の浅見大輔教諭は「本校の取り組みや魅力を知ってもらって、地域とのつながりを深めたい。生徒たちは、そのつながりを生かして地域貢献できる人材になってほしい」と、生徒にエールを送っていた。