歌声一つに150周年祝う 朝日小学校で開校記念音楽会

開校150周年を迎えた朝日村の朝日小学校で25日、記念音楽会が開かれた。学校が重ねてきた長い歴史と、学びやに集うたくさんの人の絆を未来につなぐ思いを込めて児童たちが学年ごとに合唱や合奏を披露し、来場した保護者や地域の人たちと節目を祝った。
150周年を祝う全校児童204人の合唱で幕開けした。初の音楽会となる1年生は、童謡メドレーと鍵盤ハーモニカの合奏を披露。4年生は息の合った合唱や琴の演奏を発表し、学校の宝を狙う怪盗・ルパン三世の寸劇も交えて会場を盛り上げた。
演目の合間には、各学年が音楽の授業で作詞・作曲した学級歌をビデオ上映で紹介。締めくくりには、村出身の歌手・上條恒彦さんが作詞した「山は大きく」を全校児童が手話を付けて歌い、来場者も一緒に口ずさんだ。
6年の上條結菜さん(11)は「緊張したけれど、何よりみんなで心を一つにして歌や演奏ができて楽しかった。みんなの記憶に残る音楽会になったと思う」と話した。
元気いっぱいな歌声とリコーダー奏を発表した3年生の孫の発表を楽しんだ藤森正勝さん(84)=諏訪市=は「頑張って練習したことが伝わってきた。どの学年も素晴らしく、感動した」と感心していた。