安曇野市の佐藤錬二さんが生涯スポーツ功労で全国表彰

元県バレーボール協会副会長の佐藤錬二さん(78)=安曇野市豊科高家=が、本年度の生涯スポーツ功労者に選ばれ、国から表彰された。受賞は全国で159人、うち県内からは佐藤さんを含め2人のみ。長年の指導・普及の功績が認められた。
佐藤さんは安曇野市出身で、松商学園高校(松本市)で競技を始め、順天堂大学(東京都)で活躍した。卒業後は県内で高校教員となり、松本工業(松本市)、豊科(安曇野市)、穂高商業(同)で指導した。県協会の役員としても活動し、2年前まで副会長を務めた。
18日に東京で表彰式があり、文部科学相からの表彰状と銀杯を授与された。指導者としては「松本工業(男子)が北信越大会出場を果たし、穂高商業(女子)が県大会の出場常連校になったことが思い出深い」と振り返る。協会の活動では、スポンサーを獲得して中学生の大会を開催するなど普及に奔走した。
現在も安曇野バレーボール協会の副会長を務める。4年後に県内で開催される国民スポーツ大会では成年女子バレー競技が安曇野市で実施されるが、その誘致にも尽力した。佐藤さんは「国スポを成功させるため引き続き頑張りたい」と話し、意欲は衰えない。