教育・子育て

松本市内の小学校 秋の運動会3校のみ 残暑厳しく春に移行

秋の運動会に向けて、組み体操の練習に励む明善小の5・6年生

 松本市内の小学校で、秋の運動会を行う学校が減っている。今年は、松本市立28校のうち約1割の3校のみが行う(うち1校は実施済み)。
 並柳小は、今年は5日に運動会を開く。昨年は9月中旬に行ったが、暑さを考慮して少し日を遅らせた。春は児童らが新学期に入ったばかりで、暑さ慣れもしていないことから春に音楽会を行う。明善小も、毎年涼しくなってくる10月中旬に運動会を開いている。暑い日は練習を体育館で行っている。
 一方で、昨年は9月中旬の秋に行ったが、今年は5月下旬や6月上旬の春に移行した小学校もある。四賀小は、残暑の厳しい夏休み明けに練習を始める児童らの体調を考えて春に変更した。秋に開くことは、春よりも半年ほど期間があって児童の体がもっとしっかりしてくるという良さがあるというが、同校の西村香織教頭は「(春に行った)今年は20度前半の気温の涼しいときに行うことができた。児童らも楽しそうに参加していた」と話している。来年も春に運動会を開くことを検討している。