政治・経済

西条ハクサイいかが 筑北・道の駅に特産野菜並ぶ

今年も入荷した「西条ハクサイ」(坂北やさいBOX)

 筑北村坂北の道の駅さかきたの直売所・坂北やさいBOXに、特産の「西条ハクサイ」が並び始めた。秋から冬にかけての坂北の定番野菜で、店には大玉のハクサイを買い求める地域住民や観光客が見られる。

 主に東山の農家が中京圏向けに生産している長さ約30~40センチ、直径15センチほどのハクサイで、秋冬ものは22日に入荷が始まった。直売所は国道403号に面した店舗前の棚に並べて販売している。現在は1日当たり20個前後が並ぶ程度だが、例年10月中旬ころには出荷の最盛期を迎え大勢が買い求めに訪れる。11月末ころまで入荷する見通しだ。
 かつては県内有数のブランド野菜として筑北地域一帯で生産され篠ノ井線に専用の輸送列車が走るほどだったが、現在は農家数軒がまとまった量を生産するのみだ。一方、近年は地域住民が西条ハクサイを使って本格キムチを作るなど、新たな利用の動きもある。直売所の担当者は「西条ハクサイの魅力は葉の柔らかさだ。鍋物や漬物で楽しんでほしい」と話す。