中学校文化祭へ東筑で準備に熱
東筑摩郡内の中学校の文化祭シーズンが近づき、各校の生徒たちが本番に向けて準備を進めている。組合立鉢盛中(朝日村)で26日と27日に、聖南中(筑北村)で27日と28日に、生坂中(生坂村)と筑北中(麻績村)で28日にそれぞれ行われ、日頃の学習や部活動・生徒会活動などの成果を地域や保護者へ披露する。
鉢盛中の「白峰祭」は26日に学年ごとのステージ発表や体育祭、27日に合唱交歓会などを行う。3年生は地域に飛び出して多様な学びを深めてきた総合的な学習「白峰タイム」の成果を披露。福祉、産業振興といった6講座があり、太鼓演奏に取り組む24人は4曲を奏でる。南山冬羽さん(14)、加藤瑠奈さん(15)は「みんなの音を一つにし、いい発表にしたい」と練習に励む。全校制作では折り紙で作るモザイクアートで生徒会スローガン「輝羅星」を表現する。
聖南中の「きささげ祭」は「Horizon~一歩踏み出そう~」をスローガンとした。27日は体育祭「聖南バトル」、28日は吹奏楽や学年合唱の「ふるさとコンサート」があり、生徒たちの団結を示す。
生坂中の「かしわ祭」のテーマは「開花~33の花になれ~」。本年度始まった「Ikusaka学」の成果として龍翔太鼓の演奏や村の食、自然・生物について発表する。吹奏楽・合唱の音楽会もある。
筑北中の「筑北祭」は「創意~無限大の可能性~」を掲げた。体育館で交流する「学校すごろく」やミニ生徒発表会「筑中有名人」、伝統の「筑中ソーラン」を企画した。実行委員は開会・閉会でテーマを共有しようと寸劇の練習に忙しい。実行委員長の宮下結雅さん(15)は「全校生徒の力とアイデアで思い出に残る筑北祭にしたい」と意気込む。