安曇野・こども園と幼稚園の給食に特別献立 合併記念日の10月1日 5地域の特産品使い提供

安曇野市は10月1日、市立の認定こども園と幼稚園の計19園の給食で、市内の特産品を使った特別メニューを提供する。平成17(2005)年10月1日に豊科、穂高、堀金、三郷、明科の5町村が合併して市になったことから「安曇野の日」と銘打って"お誕生日会"を開く。本年度の新規事業で、自然の恵みや生産者への感謝の気持ちを育み、SDGs(持続可能な開発目標)推進にもつなげる。
メニューは、昼食がニジマスの円揚げ風や豚しゃぶサラダ、タマネギのすまし汁、リンゴなど、おやつが夏秋イチゴのタルトと牛乳を計画している。豊科地域のタマネギ、穂高地域のキュウリ、堀金地域のイチゴとエノキタケ、三郷地域のリンゴ、明科地域のニジマスなどを使う。
第2次市総合計画後期基本計画の価値創出プロジェクトの一つで、若者や子育て世代に選ばれるまちづくりを進める「選ばれ続けるまち 安曇野」の一環で企画した。事業費は178万円で食材調達費となる。
市こども園幼稚園課の担当者は「各地域の食材を集めると、おいしい給食ができる。みんなが一緒になると、今までよりもっといろいろなことができると伝えたい」と話し、園児たちにそれぞれの個性を尊重しつつ協力する大切さが伝わるよう願っている。