筑北小と麻績小の図書館リニューアル

筑北村坂井の筑北小学校と麻績村の麻績小学校で夏休み中、それぞれ校内の図書室がリニューアルされた。23日には夏休みが明け、2学期が始まる。両校で教職員らが改装作業に汗を流し、装いも新たとなった図書室を、より多くの児童に利用してもらえるよう期待している。
筑北小では、受付カウンターと入り口の間にあった高さ約1・4メートルの書架(本棚)を奥へ移動させ、受付から、出入りする利用者が見えるようにした。これまでジャンル別に分散配置されていた低学年児向け児童書を窓側の低い書架へ移動し、本を探しやすくした。
令和2年の旧筑北小と旧坂井小の統合で現在の筑北小となって以来、児童が使いやすいレイアウトを模索してきた。2日に教職員総出で作業した。百瀬稔教頭は「より利用しやすくなった図書室で、たくさんの本と出合ってほしい」と願う。
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村図書館と学校図書室の機能を併せ持つ麻績小のおみ図書館(麻績公民館図書室)では、今年で開館20周年となるのを機に、館内の書架のほぼすべてを耐震補強した。金具で書架をはりや床面と固定し、書架同士も連結。大きな揺れでも倒れないようにした。
書架の耐震化は長年の課題で、昨年までに配置換えで非常口への導線を確保したり市販の支柱で固定したりしてきた。村は本年度の当初予算で50万円を計上。7月24日~8月3日に作業と業者による工事を行い、本の運び出し作業を麻績小教職員も総出で手伝った。おみ図書館職員の谷口ゆかりさんは「今後も安心して利用してもらえれば」と話している。