地域の話題

芳川公園のトイレきれいに 親子で塗装体験会

汗を流して一生懸命ペンキを塗る小学生

 松本市小屋北1の芳川公園で17日と18日、トイレの塗装体験会が開かれている。外壁塗装のサンテクペイント(野溝東1)が、地域がきれいになる喜びを分かち合い夏の思い出にしようとボランティアで企画し、市民に呼び掛けた。

 17日は市内の小学生の親子20人が参加して、暑さに負けず作業に励んだ。噴水前の女子トイレ1棟とバリアフリートイレ1棟を塗装した。そろいの黄色いヘルメットをかぶった参加者は「一気に塗ると、きれいに仕上がる」などのアドバイスを受けながら、ローラーを使って、女子トイレに薄いピンク色、バリアフリートイレに薄い緑色のペンキを丁寧に塗っていった。
 元町3の会社員・樋口赳人さん(38)は、妻・千鶴さん(37)と長女で旭町小学校3年生の莉子さん(8)、長男で同1年生の瑛亮君(7)の一家4人で参加。莉子さんは「よく遊びに来る公園。暑いしペンキを塗るのは大変だけど、きれいになって楽しい」と喜んでいた。
 市公園緑地課によると、塗り直しは平成8(1996)年の開園以来で、「市民の手で塗り直したトイレなので、より大切に使ってもらえるとうれしい」と願っていた。
 同社総務部のエスラミ・セイエッド・蓮藤さん(22)は「予想以上に大勢の人が参加してくれた」と感謝し「地域貢献の一環として今後も同様の事業に取り組んでいきたい」と話していた。
 18日は男子トイレを塗装する。