星空見上げ 宇宙に思い 木曽町 三岳で子供向け観察会

子供を対象にした星空観察会が9日、木曽町の三岳小学校校庭で開かれた。地元の天文台・東京大学木曽観測所が今年で50周年を迎えることを踏まえて三岳公民館が開き、参加者13人や保護者らが地域の夜空に親しみ宇宙に思いをはせた。
木曽地域の天文愛好家でつくる「木曽星の会」会員の畑英利さんと伊藤尚人さんに教わった。双眼鏡で月面の凹凸を確認し、夏の星の位置、星座にまつわる神話などを聞いた。会員が準備した望遠鏡でより細かく見て理解を深めた。
三岳小5年の井ノ上佳祐君は「今見ている星の光が何十年も前のものと聞いて驚いた」と話し、木祖村の木祖小4年・木下凉太君は「星をじっくり見たことはなかった。望遠鏡で見た月に感動した」と振り返った。
同公民館の小学生向け講座「寺子屋学習塾」の特別企画に位置付ける。6月に立体映像などで宇宙に親しむ講座で得た学びを基に、実際の夜空を見ようと実施した。